La'cryma Christiとわたし【Lhasa編】
[La'cryma Christi]Lhasa
- アーティスト:La’cryma Christi
- 発売日: 1998/11/25
- メディア: CD
収録曲はこちらになります
- 未来航路(Album mix)
- 月の瞼
- With you(Album mix)
- SHY
- Lhasa
- Green
- PSYCHO STALKER
- Frozen Spring
- 鳥になる日
- Zambara
この中で、シングル収録曲はこちら
アルバムミックスされていたり、unpluggedだったりとでアレンジしておりますが、またそれがいい…!!!
このアルバムはちょっと特殊で、前半5曲(未来航路からLhasa)までを「yours」とポップ調の曲を集めて、後半5曲(GreenからZambara)を「ours」としてマニアックな曲にまとめてあります。
「yours」「ours」の曲順はどちらも出会いから別れを表す流れになっているんです。
そういう裏設定もちゃんと心にとめながら言ってみようと思います
[La'cryma Christi][Lhasa]未来航路
元曲も爽やかで天気が良くてジリジリしてない初夏あたりに聴きたい感じですが、リミックスしてDTMっぽい感じにしたら爽やかさが増し増し!
さて、出会いと別れの「出会い」のこの歌、この出会いは過去の自分の考えをもひっくり返す素敵な出会いなんだよ!素敵な愛なんだよ!と歌ってるんですけど、歌詞を見るともうプロポーズそのものですよね!はぁ……ってため息が漏れちゃうくらい。もう熱烈……
「考えてた 澄んだ 君の瞳の中 いつまででも僕は 映っていたい 永遠に」
からのサビ本当にもう……もう……!憧れですね!こういうの!
でもどうしてシングルジャケット白ヤギと黒ヤギのジャケットなの?「やぎさんゆうびん」のお互いにすれ違いの一方通行ではないでしょう?って思ってるんですけど、愛の重さ?がすれ違いなの?なんだろう?
ラストの
「終わりのない悲劇でも 構わないよ 構わないよ 構わなよ 君といれれば」
が伏線っぽくなってるのがずっと気になって仕方がないのです……!!永遠に二人いることが終わりのない悲劇になるのなら、その悲劇とは何なのかしら、みたいな。永遠の課題になりそう( ˇωˇ )
TAKAさんの実体験ということですが、Blossomもそうなんですけど、TAKAさんって人生経験豊富すぎてこんなに詞に残せるなんてどんだけなの……!
そして、当時、ボウリング場にあったジュークボックスで1曲100円で6曲500円だったかな?PVと音楽が場内で流れるのがあったんですが、500円入れて「未来航路」「未来航路」「SOPHIAかな?CASCADEかな?何か違うの」「未来航路」「未来航路」「未来航路」とほぼエンドレス未来航路縛りをやったのは私です。ボウリングせずにモニターに映るPVと大音量で聴ける未来航路でニヤニヤしていたのは私です。
[La'cryma Christi][Lhasa]月の瞼
25時という時間があるんだ!と知った中学生の私。一日は24時間!という概念を覆してくれた曲です(そこじゃない)
この歌も爽やかで、夜の首都高をブンブン爆走させながら聴きたい疾走感のあふれる曲です!Lettersが海辺の一般道で70km/hなら月の瞼は首都高で120km/hくらいかな!どっちも速度違反だけど!YOASOBIのMVみたいにサラッとアニメに出来たらいいんじゃないかなぁなんて。「絡ませた指と指 伝え合う」からサビとか画にしやすいと思うのですが!私は技量がないので誰か上手な人!おねがいします!
現代社会を(システム)と表してるあたり言葉遣いが上手いと思いました……システムの中仮面だけ付け替えて、誰も本当の自分なんて分からないけど、僕の前では素顔でいて
とか(私の要約ですが)なんて器の広い人なんだ、と。
TAKAさんの詞に出てくる人ってすんごい素敵な人沢山いますよね!一途、優しい、時に重い(褒め言葉)。
[La'cryma Christi][Lhasa]With-you
La’cryma Christiを一躍有名にした曲!いろーんなメディアに引っ張りだこでしたね!私はこの頃くらいから熱心なファンになったのですが、With-youを聴くと大抵冠ラジオ番組「La’cryma ChristiのLove Parade」を思い出して、オープニング→コーナー→With you(とか未来航路)→カルビーのCM→たしかHIROの日めくり俳句→お知らせ→エンディングみたいな流れだったなぁ、なんて。一生懸命カセットテープに録音してたのを思い出しました。
二人(喧嘩しちゃって距離置いてるのかな?)離れて寂しい気持ちから、「もう君なしじゃ生きられない」……胸アツ……
大人になった今思うのは、何か最終電車とか現実味のある表現と、サビで「〜したい」「〜しよう」「〜する」の活用がグッとくるような気がしました。
最初とか、仕事終わりとかで終電に乗るくらいで疲れたな……って気分で、ふとした時に思い出す人。「君」がいなきゃ生きられないって離れて初めて気がついた。
わかりみが深い( ˇωˇ )
途中出てくる「時計じかけのオレンジ」が気になるけど、でもまだやり直せるよ!って思える。
[La'cryma Christi][Lhasa]SHY
初LEVINさん作詞曲!!
なんつー可愛い歌詞なんだ……ハイウェイと流れ星って表現で速いの分かるし、もう聴いてると今すぐ会いに来てーキャ──*1──♡ってなる!キュンです。可愛いしか出てこないつらさ。
でも中盤「パパやママの目を盗んで抜け出そうよ 未来の地図は自分で描くもの」っていう歌詞もあって、これは応援歌かな!って今思った。
となると、君が一歩前に進めるように、応援しに行くよ!君が笑顔になったら、他の笑顔じゃない人の所へ行っちゃうけど、僕を待ってくれれば、またいつか会えるから!
なんて前向きな曲!TAKAさんのハイトーンボイスの伸びもすっごい素敵だし、曲もキラキラした中国っぽいテイストで全体的にキラキラ!途中の中国語?はなんと仰っているのでしょうか……!
[La'cryma Christi][Lhasa]Lhasa
Yours最後の曲ということで出会いと別れの中での急な別れ!
死んじゃう!まさに突然の死……
Lhasaはunpluggedと、このアルバムバージョンとライブバージョンの3つのバージョンがあるのだけど、unpluggedの方が先だったかな?PVもunpluggedで撮ってるのだけども、ここで「Lhasa」って曲の感想を書きますね!
大切な人を亡くした「僕」の詩なんですけど、物語のような流れと壮大さ、輪廻転生を描いたような、でも死ぬのは悲しいし心壊れるよね、みたいな。
この曲に出会って死生観が変わったというか、色々難しいこと考えるようになったし、時が経つにつれて大切な人がお別れしてしまうのが多くなって、その度にLhasaを聴いて亡き人に思いを寄せています。
「誰でも生まれたり朽ちる時は一人きりの砂漠を歩く ほら風もないのに足跡揺れて消されてゆく」
が全てを語ってると思うんです。ストンって心に響く。
思い出が身体の中に染み込んでゆく、もう出会えないけど思い出を胸に生きていくからもう泣かないけど、あぁ……壊れていく……っていうの
「もう泣かないよ泣かないよ 僕は Ah 壊れそう 壊れてく 僕が」がもう真骨頂。
Unpluggedは二胡でさらに壮大さアップ、アルバムのLhasaはunpluggedよりも歌の音程が高くて控えめに激しく良き!
あ、あとPVでちょくちょく出てくるネパール語?が何を表しているのか知りたいです。フラッシュ暗算みたいにパパパパパパパパパッパと出てくるのも何か意味のある言葉なのかずーーーーーーーーーーーーっとわからなくてモヤモヤしてるので、教えて詳しい人ー!
[La'cryma Christi][Lhasa]Green
「ours」サイドのスタートはGreen。
ちょっと暗めのスタートから未来へ向けてのスタートの歌かな?
今カノが元カノの写真に気が付いて浮気されてると思ったけど「この瞬間の僕のすべてを君に捧げよう」と元カノの写真を燃やして、「今は君がいるから」と。
明るくなっていく曲なのに、どうしてなんか…こう…重いんだろう…(多分私の恋愛経験が未熟だから)TAKAさんが実際に喫茶店で聞いたカップルの会話(Wikipedia調べ)だそうですけど、私は今まで一回もそういう場面に遭遇した事がないのです…TAKAさんって常にアンテナ張ってるんだなぁ……
Greenが「ours」サイドの「出会い」ならば、かなりクセの強い出会いだぞ…なんて思いました。今。
ところどころで出てくる「I can here her heartbeat from a thousand miles.」はどう解釈すればいいのかしら。直訳すると「私は1,000マイルからでも彼女の鼓動が聞こえる」という事になるけど。意訳…んー…しっくりこない。
[La'cryma Christi][Lhasa]PSYCHO STALKER
PSYCHO STALKERはサイコストーカーの歌です!!一気に犯罪くさい歌詞になってますけど!?!?!?TAKAさんの実体験が基とか、一体どうしたの!?!?!?
ストーカーの心理状況を歌ってる場面とか全体的に音が割れててサイコな感じが噴出しているんです!!何千万回ダイヤルしてるのに何でこんな繋がらないの(イライラ)から、「月と地上の人が互いに話し合えるこんな時代に」で急にサラッと音が綺麗になるもんだからギャップ萌えといいますか、綺麗な顔してサイコパスな人を想像しました。心はきっと純粋なんだけども、うまくいかなくてヤキモキヤキモキした結果電話がつながらずイライラしてる…。発狂寸前でしょうね…。
電話が通じない彼が、イライラを通り越して殺しにかからなければいいなぁと思う次第です…。
ドラムが、かっこいいです…(溜め息)ギターもベースもボーカルも申し分ない…迫力ありすぎて溜息しか出ない…
[La'cryma Christi][Lhasa]Frozen Spring
ハードなPsycho StalkerからFrozen Spring。明るそうな曲調だけど徐々に切なく寂しく不安になってくる曲なんだよなぁ。Frozen Springの歌詞もそんなに長くないんだけど、かといって明確なものも見当たらず…
世界規模で黒い腹の偽善者たちが蔓延っていて街には個性が無くなっている。そんな世界に「僕」も踊らされてしまうのだろうか…と不安に感じて……不老不死の飲み薬も求め始めてる世の中だからもう春夏秋冬の生き方はなく、凍り付いた春のようだ
っていう意訳でいいのだろうか…??
[La'cryma Christi][Lhasa]鳥になる日
ちょっと不安要素のあるFrozen Springでしたが、鳥になる日もちょっと不安だったりします…。
ゆったり始まる曲、どこか淋しそう。自然の移り変わりを見て(落ち葉という表現から今は秋)、落ち葉は静かに消えてゆくけど「君」の影は残る→そこには「君」はいない。なぜ?過去に二人が愛し合っていることで傷つけられたりして会えない状態(別れて遠くへ行ってしまったのか、それともお亡くなりになってしまったのか)になってしまったの?
だから後悔して「もう一度あなたに逢えたなら今度こそはね 鳥のように 自由に羽根を広げ 愛を捧げるのに」→自由に恋愛できない環境だったのかな?
なんか、もう会えなさそうな気配がするのは私だけかしら。
背景はどうあれ、後悔してももう遅いところにいるのは確かな気がする。
なんかしょんぼりしちゃう……なるほど、これが「ours」流の別れなのかもしれない…
[La'cryma Christi][Lhasa]Zambala
LhasaラストナンバーのZambala、この曲で一つのストーリーができてるというか、
- スタートから「~古井戸のような深海へと呼ばれていく」
でひとつ
- 「Ah 水の中寄り添って二人泳ぐ~」から「~Cry no more」
でひとつ
- 「愛の化石は輝きながら沈んでく」
で一つ
- 「そう 目覚めた瞳には朝の光~」「~いつもの一人きり風景が映る」
で一つ
- 「朝食を食べる僕は空を眺める」→完
と今までの事は全て夢オチですか…?みたいな
If I wake up from my dream or not.
I love you always forever.
That fossil be sleeping in a wild sea,
もし夢から覚めてもあなたの事を永遠に愛しています。そして(愛の)化石は大海に眠る。
これは夢への別れであり、現実と出会うっていう流れでおk?
今までの事は全て夢であって平行世界みたいなもので現実ではなかった!
という事でしょうか。これで聴いてるリスナーも脱力しながら目が覚めていく…という想定でいい?
このZambaraって一曲で相当網羅した感じがしなくもない…不思議な終わり方だからきっとこれからも聴くたびに不思議な終わり方をしていくんだろうな…なんておもいました。
TAKAさんの「そう 目覚めた瞳には朝の光~」の今までに聞いたことのない高音域(しかも綺麗で伸びがある)、撮れてよかったね…聴けてる私たちもよかった…
[La'cryma Christi][Lhasa]まとめ
感情が爆発して書き散らかしてますが回収はしません…Lhasa好きすぎて何を書いても爆発する。冷静になんてなれないわ………多分まだまだまだまだまだまだまだまだ書きたいことがものすごくあるけど、この辺で。もうちょっと寝かしておいて考察するのもいいのかな、なんて。その時は落ち着いて書ければいいかな…。
さて、次も私の好きなアルバム「Magic Theatre」です
- アーティスト:La’cryma Christi,岡野ハジメ,LEVIN,HIRO
- 発売日: 2000/03/15
- メディア: CD
*1:o(。>ω<。)o